吉田プロの生い立ち1

 僕が何故スキーを始めたのかと言えばそれは、母親が“小学校ではスキー授業があるから”と地元のスキースクールに申し込みをしてくれたからです。
 父親もスキーを趣味程度に嗜んでいた事もあり、我が家はスキーに対する抵抗感がなかったので、すんなりと僕はそれを受け入れ、当たり前のように近所の友達とスキースクールに通い始めました。
 今思えば、あの時にスキースクールに入校した事がこんなにも永きに渡って僕の人生に大きな影響を与え、そして“スキー”という“娯楽”であったモノがいつしか“職”に変わる日が来ようとは思いもしませんでした。

 子供の頃に習っていたスポーツは他にもあり、サッカーや陸上なども経験してきました。
 いずれも夏のスポーツと呼ばれるもので、冬は当然スキーに専念できるだろうと踏んでいましたが、実は夏のスポーツは冬の練習量が大きく影響するので、むしろ冬の方が忙しく、団体競技に至ってはレギュラー争いに勝つ為には冬場に如何に成長を遂げるかというところが求められるのです。
 ところが当時の吉田少年はそんな事は百も承知の上で、冬はスキーに没頭します。夏のスポーツのコーチからは「やる気はあるのか?!」と責め立てられた事もあります。ですが、練習に参加する=やる気があるという公式は僕の頭にはないですし、そんな事よりも外に積もった雪を見れば“スキーに行かない”なんていう選択肢はもう僕の中には1ミリも存在しなかったのです。

 今思えばこの時から僕はスキーというスポーツに魅せられ、決して後戻りの出来ない“スキー道”を歩み始めたのかもしれない。

続く‥

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事