吉田プロの生い立ち4

 前回お話しした学生時代のアルバイト生活には裏話がある。
 実は僕は大学を2年生の時に退学しており、本来経験するであろう4年間をクリアしていないのだ。もちろんそれはスキーを本格的に生業にして生きていきたいという覚悟で辞めたわけなので、決してマイナスではなかったし、むしろ2年間早く社会に飛び出した事はプロスキーヤーになるまでの道を大きく短縮できたと思っている。そして何よりこの“大学を退学”したという行為が今も契約を続けてもらっている石井スポーツともお付き合いをして頂くきっかけとなったので、一歩踏み出すという行為がこれほどまでに世界を変え、周囲の人を変え、その先の人生が目に見えて色が変わるということを身を以て実感している僕はきっとこれからも強いのだと思う。
 皆さんはどうだろう?今の置かれている自分の立場には満足しているだろうか?“満足”には色々な種類があります。ここで僕がいう“満足”は決して裕福な暮らしをしたり、辛いことがない事を指しているわけではなく、自分の生きている道に誇りと責任を持てているのか否かという事だ。会社や組織の事を悪く言ったりしても何も状況は変わらない。もし本当に悪い事があるのであればそれは変えていけなければいけない訳だし、自分の力はこんなものではないと思うならば社会に出て自分の力を試したらいいのだ。結局自分の環境を変えるのは自分しかいないし、良いことも悪いことも全ては自分が引き起こした事なのだから、不満や愚痴を言っている暇があれば僕は前へ進める方法を模索する。
 そんな当たり前のことに気づかせてくれた自分の生い立ちに僕は誇りと責任を強く感じている。

続く‥

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